続・なぜ勉強するのか
前回、「なんで勉強しなくちゃいけないの?」という問いについて書きましたが、今日はある本をご紹介したいと思います。
『勉強するのは何のため? 僕らの「答え」の作り方』
苫野一徳・著
日本評論社 2013年
この本は、「なんで勉強なんかしなきゃいけないの?」という問いに対し、哲学的な思考のエッセンスで答えようという本です。著者の苫野一徳さん(http://ittokutomano.blogspot.jp/)は現在熊本大学講師で、実はわたしの昔の研究会仲間です(10年ほど前、東京で「共生を哲学する研究会」を一緒にやっていました)。専攻は哲学・教育学で、哲学だけでなく教育に関する著書も多く執筆されています。
前回の記事で、「『なぜ勉強するのか』の答えは、『楽しく、自由な心で生きていくため』なのかもしれません。」と書きましたが、この本でも「自由」が大きなキーワードとなっています。
哲学にまったく興味が無かったわたしの家族も思わず夢中で読んでしまった本です。秋の夜長にいかがですか。とってもおすすめです。
【原田】